小学生SDGs コンテスト2024

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小学生SDGsコンテスト2024の結果発表

コンテストにご応募いただきありがとうございました。今年も想像力豊かなアイデアに触れることができました。ご協力くださったみなさまに心からお礼申し上げます。
受賞者のみなさんを招待し、10月14日に表彰式を行いました。一人ひとりが赤津研究所長からのインタビューに堂々と答え、アイデアを思いついたきっかけなどを語ってくれました。

教職員と学生による審査により選ばれた作品を発表いたします。

会場の様子

主催者総評

東京工科大学 片柳研究所所長 赤津 隆

小学生のみなさんからのとても面白いアイデアや取り組みを国内外からたくさん応募いただきました。ありがとうございました。研究者でもびっくりするような自由な発想と、SDGsを実現したいという熱い思いに大変感動しました。発想したものを実際にやってみるという高い実行力にも驚いています。SDGsが掲げる問題は、いずれも簡単には答えが出せないものばかりですが、ぜひ、これからも「どうすればよいか」を考え続けてください。将来、いっしょに研究できる日がくることを楽しみにしています。

受賞作品

最優秀賞

最優秀賞 岡本光莉さん(5年)

岡本光莉さん(5年)

オランウータンは近絶滅種とされ、人間の活動のせいで生息数と生息範囲が大幅に減少しています。オランウータンを助けたいという純粋な気持ちを出発点とし、それを自分たちの生活に結びつけて考え、実際に行動に移した一連の活動はとても素晴らしいと思います。油のリサイクルは多くの科学者の研究テーマになっています。実用化(バイオディーゼル燃料)もされていますが、何度も再利用するのは難しいので、「マジカルスティック」やごみをくっつけるための薬が開発できるといいですね。

優秀賞

優秀賞 竹田圭佑さん(6年)

竹田圭佑さん(6年)

リサイクルって大切なことなんだけど、なんとなく面倒??そんな本音から生まれたアイデアです。リサイクルでポイントが貯まるアプリは実用化されていますが、紙資源の節約、フェアトレード、フードロス、雇用創出*など、世の中のいろいろな問題への解決策が入っていることに感心しました。どんどん使いたくなるアプリのおかげでリサイクルが続けられそうですね。地球環境も守れてみんなが幸せになれる、まさに「持続可能」を実現するアイデアです。
*新しい仕事をつくって働くチャンスを増やすこと

優秀賞 大久保由良さん(5年)

大久保由良さん(5年)

目の見えない人の歩行をサポートしたい気持ちがよく伝わります。実際に自分の足を触っていろんなことを感じたのでしょう。段差や方向などの情報が伝わったとしても、足が疲れて歩きづらいものでは困りますよね。このようなシューズをはくと、点字ブロックのような目の見えない人をサポートする仕組みがない場所でも、安心して外出が楽しめそうです。お年寄りにもよさそうですね。色分けや絵と文字をうまく使ってアイデアを表すことができました。この他にも、たくさんのアイデアをありがとうございました。

優秀賞 柳みくさん(5年)

柳みくさん(5年)

大人にとってドローンは最近出てきたものですが、小学生にとっては産まれたころからあるもの。まさに「ドローンネイティブ」世代ならではの発想だと感心しました。考えたきっかけも、暑すぎて外で遊べない現状を何とかしたいという純粋かつ切実な思いからで、イノベーション*の原点を再認識させてもらった気がします。ふと見上げた先に緑の草原がゆったりと浮かんでいる光景、ぜひ見てみたいです。
*新しいアイデアや技術で、新しいものをつくったり生活を便利にすること

優秀賞 髙田佳歩さん(5年)

髙田佳歩さん(5年)

いろいろな発電方法がありますが、それらの中でも太陽光と風力は、私たちにとって身近で利用しやすいエネルギー源です。この2つを使って「二刀流」で発電するロボット。かわいらしいのであちこちに連れて行きたくなりますね。たくさん発電できそうです。電気をつくるだけでなく、電気を無駄にしないように消し忘れを注意する機能がよいと思います。せっかく電気をためる機能がついていますから、それをさらに利用することはできるでしょうか。例えば、停電のときにライトになってくれると、その可愛らしさに癒されそうです。

優秀賞 市川碧一さん(2年)

市川碧一さん(2年)

ふと目にした展示から、自分でやってみようとトライした実行力と粘り強い観察力に舌を巻きました。多くの人があまり好きではないミミズを主役にし、生活するうえで避けられない生ごみを分解、その土壌で育てた作物を実際に食べるところまで実践するフードサイクルを見事にやりとげ研究にまとめたのはお見事です。写真や絵をふんだんに使い、見る人を飽きさせないのも高得点につながりました。

優秀賞 齊藤永和さん(1年)

齊藤永和さん(1年)

とにかく斬新な発想のオンパレード!QRコードを読み取ると、自ら詳しい内容を説明する動画に。大学生でも研究発表では緊張するものですが、堂々と擬音を交えながら解説してくれます。楽しい1分40秒、みなさんも体験してください。また音=空気の振動であることや、昔の電話に振動板と炭の粉が使われていたことなど、知識の豊富さにも驚かされました。さまざまな楽器の絵も心躍らされます。

片柳研究所長特別賞

片柳研究所長特別賞 TANG Milton Waltersonsさん(4年)

TANG Milton Waltersonsさん(4年)

カッコいい船が力強く描かれていて、未来的な世界が感じられます。3色の色づかいがとてもうまくいっていると思います。海の上で快適に暮らしながらもきれいにするアイデアは素晴らしいです。こんな船に乗ってみたいですね。プランクトンによる生活ごみの浄化など、人の暮らしが環境に与える影響についてもよく考えられています。どんなエネルギーで動く船だとさらにSDGsを実現できるのか、考えてみましょう。

This beautiful ship makes us think about a wonderful future. Using three colors to draw the ship helps show its strength. The idea of keeping the ocean clean, even with many people on the ship, is really interesting. We look forward to traveling all around the world on the ship. It's great that you thought about how tiny plankton can help break down our everyday waste, which helps protect nature. Can you think about what kind of energy would be best to move your ship to help meet the SDGs?

片柳研究所長特別賞 柳りなさん(1年)

柳りなさん(1年)

普段なにげなく見つめている自然がもっているエネルギーはとても大きい、ということがよくわかっているのに大変感心しました。夏の高温、強烈な台風、突然のカミナリ?突風、冬の寒さ、これらは私たちにとって不愉快なものばかりですが、それを逆手にとって利用し、快適に暮らせたらとてもいいですね。実現させることが難しいアイデアばかりですが、そういうことをあきらめずにチャレンジする気持ちが大事だと思います。とてもかわいい絵で表現されています。

団体賞

木津川市立州見台小学校
Japanese International School, Hong Kong
八王子市立中野北小学校


お問い合わせ先
東京工科大学 片柳研究所「小学生SDGsコンテスト」事務局
電話 042-637-2441 [研究協力部内](平日10時~17時)※本学休業期間を除く
メールアドレス sdgscontest(at)stf.teu.ac.jp
※(at)はアットマークに置き換えてください。