元BMWクリエイティブディレクター永島譲二客員教授による特別授業?デザイントークを開催
2025年10月、デザイン学部および大学院デザイン研究科を対象に、元BMWクリエイティブディレクターの永島譲二客員教授による特別授業およびデザイントークを開催しました。
まず10月23日?24日の2日間、空間演出デザインコース(2024年4月より空間デザインコース)の学生を対象に特別演習授業を実施しました。テーマは「人を幸せにする空間とモビリティの提案」。学生たちは事前に日本各地の地形をリサーチし、その魅力や可能性をもとにデザインを追究しました。限られた時間の中でグループの意見をまとめて形にし、最終プレゼンテーションでは個性豊かでダイナミックな提案が多数発表されました。永島客員教授のレクチャーや講評を通して得た知見を生かし、学生たちは今後も提案内容のブラッシュアップを重ねていきます。
また、27日には大学院デザイン研究科の学生とのデザイントークを開催。永島客員教授がこれまで携わってきた自動車デザインの現場での経験や、クリエイティブディレクションの考え方について語りました。学生からは専門的な内容に踏み込む質問が複数寄せられたほか、後半にはドローイングのライブレクチャーも実施。終了後も学生が個別にアドバイスを求めるなど、熱気あふれる時間となりました。
さらに28日には、デザイン学部3?4年生を対象とした特別講義「手でデザインする意味とは AI時代のデザインプロセス」を開講。永島客員教授は、描くことを通して思考することの重要性や、「描くこと」がデザインの核心であることを具体的な事例を交えて紹介。質疑応答では、手で描くことが苦手な学生の不安に寄り添うなど、一人ひとりの疑問にていねいに答えました。
今回の一連の授業とトークを通じて、学生たちはデザインを“形にする”だけでなく、“考えるための手段”として再発見する貴重な機会となりました。
■デザイン学部WEB:
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