イラストレーター上田三根子氏による特別講話を開催
2024年12月6日掲出
2024年11月18日(月)、大学院デザイン研究科において、イラストレーター上田三根子氏を招いた特別講話が開催されました。上田氏は半世紀にわたる自身のキャリアを振り返り、雑誌広告やゲームのイラスト制作について触れ、特に商品広告のイラストレーションで感じたプレッシャーや、さまざまな制約の中で作品を仕上げる現実についても率直に語り、学生たちは貴重な知見を得ることができました。また、手描きからデジタルへの移行過程やデジタルツールを使った制作スタイルについても語られ、効率化の工夫やデジタルの利点について詳しく説明してくださいました。
その後に行われた質疑応答では、数多くの質問に丁寧にお答えいただきました。講話の最後には、机上に並べられたポスターや原画を間近で見ようと学生たちが集まり、サインを求める学生が列をつくるなど、大変活気のあるひとときとなり、学生たちの今後の学修に向けた意欲が高まる機会となりました。
講話終了後の取材の中では、「イラストレーターは描き続けることが大切」とメッセージをいただいたほか、創作のアウトプットだけでなく、さまざまな学びを深めることの重要性、すなわちインプットの重要性も強調されました。
デザイン研究科およびデザイン学部では、今後も特別講師や客員教授など、さまざまな分野の専門家を招き、質の高い実践的な学びを展開してまいります。
■大学院デザイン研究科デザイン専攻WEB:
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