八王子市中学校科学教室実施報告(3)
2024年9月18日掲出
東京工科大学では、八王子市立中学校の生徒が、理科や科学への興味?関心を高めることを目的として、令和5年度より、八王子市教育委員会と連携して、中学校科学教室を開催しています。
この度、9月14日(土)に第3回目の科学教室を行いました。
第3回目の科学教室は、「光の性質を解き明かそう! 虹の秘密と太陽光発電」と題し、光の分光実験や合成実験、太陽電池の性能評価を行いました。
まず初めに、工学部機械工学科の野田龍介講師より、光とエネルギーに関する解説が行われました。光のイメージについて、中学生の皆さんに発言をもとめた際には、次々と手が上がり、積極的な発言がありました。解説の後、中学生は二人一組で簡易的な分光器を作成し、分光実験を行いました。
引き続き、野田講師より、「色がなぜ見えるのか」や「光の三原色」などに関する解説があったのち、LEDを使った光の合成実験に取り組みました。
LEDを使った光の合成実験の後は、野田研究室の大学院生による「太陽光の利用~太陽電池」に関する解説が行われました。この中では、太陽電池の仕組や性能限界、最新の研究についての紹介も行われました。解説の後は、実際の太陽電池パネルを用いて、性能評価を行いました。中学生の皆さんは、電圧計?電流計を使うのは初めてでしたが、先生や大学院生に教わりながら、太陽電池の性能評価に一生懸命取り組みました。
今回の実験でも、希望する保護者の方にも参加いただき、実験を体験していただきました。今後も毎月1回、東京工科大学内の施設を使用し、八王子市中学校科学教室を実施していきます。