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大学院サステイナブル工学専攻の学生の論文が米国化学会誌「Organic Letters」のTop 20 Most Read Articleに選出

2023年1月10日掲出

 本学大学院サステイナブル工学専攻修士2年の木暮 裕哉さん(指導教員:上野 聡工学部講師)の研究論文が2022年12月に米国化学会誌「Organic Letters」に掲載されました。また、2023年1月にはその注目度の高さを示す指標であるTop 20 Most Read Articlesに選ばれました。
 Top 20 Most Read Articlesとは、米国化学会誌「Organic Letters」においてその論文のダウンロード数が過去1ヶ月間に上位20位に入ったことを意味します。
 本研究は、日本学術振興会科学研究費基盤研究(C)(JP20K05519)(代表者 上野 聡工学部講師)の助成を受けて実施されました。また、東京工科大学共同プロジェクト「希少金属フリーな1,3-ジケトン錯体及びその誘導体による人工光合成の実現」(代表者:森本 樹工学部准教授)の一環として実施されました。

タイトル:Ruthenium-Catalyzed Cross-Coupling of Ketones as an Alkenyl Electrophile with Organoborons via Cleavage of Alkenyl C–N Bonds of in Situ Generated Enamines
Digital Object Identifier:10.1021/acs.orglett.2c03765
記事リンクhttps://doi.org/10.1021/acs.orglett.2c03765
研究概要:本研究では、ケトンとアミンとから反応容器内で生じさせたエナミンのアルケニル炭素-窒素結合を触媒的に切断できる現象を見出し、ケトンをアルケニル求電子剤として直接利用できるクロスカップリング反応を開発しました。これにより、従来までは2段階必要となる反応を1段階で達成できることから、反応試薬使用量や廃棄物の生成量を低減できる点や作業時間を短縮できる点でサステイナブルな有機合成手法として医薬品や農薬、有機材料などへの応用が期待できます。



■有機合成化学(上野)研究室 WEB:
https://www.suenotut.com

■光機能性錯体化学(森本)研究室 WEB:
http://www.cloud.teu.ac.jp/public/ENF/morimotottk/index.html

■Organic Letters WEB:
https://pubs.acs.org/journal/orlef7

■大学院サステイナブル工学専攻WEB:
/grad/eng/index.html