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2016年メディア学部長メッセージ

2016年1月8日掲出

「新世代メディアを創ろう!」 相川 清明

メディア学部長 相川 清明

 みなさんに期待したいことがあります。それは、新しいメディアの創造です。

 「メディアって何でしょう?」テレビなどのマスメディアを思い浮かべる人もいるでしょう。コンピュータグラフィックス、インターネットのような技術を思い浮かべる人もいるでしょう。「メディア」という言葉が使われ始めてから長い年月が経ちましたが、スマホや高精細テレビが現れるなど、今も「メディア」は未来を目指して進化を続けています。みなさんが社会に出るころ「メディアって何でしょう?」と質問されたら、みなさんが創った新しいメディアが思い浮かべられるような新世代を築いてください。

 みなさんの中には、FacebookやTwitterに投稿したりする人がいるでしょう。LINEやメールでお友達と連絡しあったりする人もいるでしょう。動画サイトに音楽作品を作って投稿している人もいるでしょう。では、何のためにこのように情報を流しているのでしょう?そう、誰かに何かを伝えるためですね。そうなると、情報が「人から人へ」ちゃんと伝わることが大切になってきます。これは、単にコンピュータの中でデータを移動させるのと大きな違いがあります。そして、その情報を創り伝え活用する方法と、それをとりまくいろいろな課題を学ぶのがメディア学部なのです。

 「人から人へ」ちゃんと情報を伝えるのは、意外に難しいのです。文字を読むのが得意な人、映像の良さがわかる人、音楽の感受性が高い人などいろいろな人がいます。ですから、人が受け取りやすい形で情報を表してあげないといけません。さらにその情報がちゃんと流れて行くようにしてあげなくてはなりません。そのために何が必要か?メディア学部では次の3つが重要であると考えています。

 まず、1つ目は情報の表現です。人は五感を通して情報をとらえますから、受け取られやすいように情報を創る必要があります。このように作られた情報は「メディアコンテンツ」と呼ばれたりします。さて、これについてメディア学部では何を学ぶのでしょう。大切なのは、人が見たくなる、聞きたくなる、そして、作者の意図が伝わるコンテンツを創る方法です。これが第一の重要点です。

 次に、気持ちを込めて創った情報ですから、相手にちゃんと伝わる必要があります。人からコンピュータへ、コンピュータから人へ、情報がスムーズに伝わらないと、せっかく創った情報が、そして、情報を流す努力が無駄になってしまいます。この人とコンピュータの接点で、まるで人とコンピュータが一体になったように情報がスムーズに流してあげる必要があります。これが第二の重要点です。

 さらに、努力して制作した「メディアコンテンツ」は、なるべく多くの人の役に立てたいですね。コンテンツは、コンピュータの中に置いてあったのでは人に伝わりません。広く人に情報を伝えるのは難しいことなのです。水をためて発電をしたり、農業のための灌漑用水に用いたり有効利用するように、コンテンツも、人と人を結び、教育やビジネスに役立てることが大切です。この、情報を流すための方法や技術が第三の重要点なのです。

 メディア学部の特徴は、これらの関連分野が有機的に結びついていることです。みなさんが今興味を持っている分野の隣の分野もすぐ見に行くことができます。

 メディア学部ではこのような人を結ぶ技術と方法によって豊かな生活と充実した社会の実現することに意欲的に取り組みたい学生を求めています。メディア学部の仲間入りをして新しいメディアの第一人者を目指しませんか?

■メディア学部WEB
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