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2015年メディア学部長メッセージ

2015年1月9日掲出

メディア学部長 相川 清明

「新世代メディアに向かって」 相川 清明

 みなさんは「メディア」という言葉で何を思い浮かべるでしょう?テレビなどのマスメディアを思い浮かべる人もいるでしょう。コンピュータグラフィックス、インターネットのような技術を思い浮かべる人もいるでしょう。「メディア」という言葉が使われ始めてから長い年月が経ちましたが、スマホや高精細テレビが現れるなど、今も「メディア」は未来を目指して進化を続けています。みなさんもメディア学部で「メディア」の最先端を学びませんか?

 みなさんの中には、FacebookやTwitterに投稿したりする人がいるでしょう。LINEやメールでお友達と連絡しあったりする人もいるでしょう。動画サイトに音楽作品を作って投稿している人もいるでしょう。では、何のためにこのように情報を流しているのでしょう?そう、誰かに何かを伝えるためですね。そうなると、情報が「人から人へ」ちゃんと伝わることが大切になってきます。これは、単にコンピュータの中でデータを移動させるのと大きな違いがあります。そして、その情報を創り伝える方法と、それをとりまくいろいろな課題を学ぶのがメディア学部なのです。

 それでは、「人から人へ」ちゃんと情報を伝えるにはどうすればいいでしょうか?伝える手段としては文字、映像、音などいろいろあります。なぜ、いろいろな手段があるのでしょう?情報を受け取るのは人ですから、人が受け取りやすい形に情報を表すのがいいですね。さらにその情報がちゃんと流れて行くようにしてあげなくてはなりません。そのために何が必要か?メディア学部では次の3つが重要であると考えています。

 まず、1つ目は情報の表現です。人は五感を通して情報をとらえますから、受け取られやすいように情報を創る必要があります。このように作られた情報は「メディアコンテンツ」とよばれたりします。さて、これについてメディア学部では何を学ぶのでしょう。大切なのは、人が見たくなる、聞きたくなる、そして、人にわかりやすいコンテンツを創ることです。これが第一の重要点です。

 次に、そのコンテンツの活用です。せっかく作った「メディアコンテンツ」はうまく人に伝えられ、活用されなければ意味がありません。コンテンツをできるだけ多くの人に伝える、コンテンツで人と人を結ぶ。さらには、コンテンツで教育したり、ビジネスをしたい。情報は水と同じで、流れるようにしてあげないと流れていきません。つまり、情報を流すための方法や技術が第二の重要点です。

 情報は人が発信して人に届くわけですが、その情報を伝える媒体はコンピュータやネットワークです。人からコンピュータへ、コンピュータから人へ、情報がスムーズに伝わらないと、せっかく創った情報が、そして、情報を流す努力が無駄になってしまいます。この人とコンピュータの接点で、まるで人とコンピュータが一体になったように情報がスムーズに流してあげる必要があります。これが第三の重要点です。

 メディアの特徴は、これらの関連分野が有機的に結びついていることです。みなさんが今興味を持っている分野の隣の分野もすぐ見に行くことができます。

 メディア学部ではこのような人を結ぶ技術と方法によって豊かな生活と充実した社会の実現することに意欲的に取り組みたい学生を求めています。メディア学部の仲間入りをして新しいメディアの第一人者を目指しませんか?

■メディア学部WEB
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