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謹賀新年 軽部征夫学長からのメッセージ

2015年1月1日掲出

東京工科大学学長 軽部征夫

東京工科大学学長 軽部征夫

 受験生のみなさん、新年あけましておめでとう。
みなさんにとって大切な受験が近づいていますので、気を引き締めて勉強していることと思います。

 すでに述べましたが、本学は今年4月に向けて八王子キャンパスのコンピュータサイエンス学部とメディア学部の定員を削減して新しい工学部を創ります。21世紀のサスティナブル社会を支える工学、すなわち、サスティナブル工学の教育?研究を行う学部です。機械工学、電気電子工学、応用化学の分野でサスティナブル工学を追究します。この工学を体験してもらうために、コーオプ教育という企業での2ヶ月間の就業体験もしてもらいます。この教育は、アメリカやカナダの大学で大変に注目されています。企業での就業体験によって勉学意欲が高まり、就職した後に起こるミスマッチを防ぐことができると言われています。このように新しい発想に基づく工学は、今後いろいろな分野に普及すると思っています。

 本学の基本理念は実学主義に基づく教育です。私立大学の理工系の中では唯一、教養教育のための組織、教養学環を持っています。この学環の教員は、皆様が入学したら国際教養科目の教育に当たります。また、フレッシャーズゼミと呼ばれる導入教育の中で、大学における学びの本質を理解してもらいます。後期にはPBL(プロジェクト?ベースド?ラーニング)と呼ばれるグループワークで批判的に考える能力を身に付け、問題を発見する訓練をします。問題が見つかれば、これを解決するために創造力が必要になります。このような練習を行って、専門科目の講義や演習、実験、実習に応用して専門家になるための基礎を築いて行きます。

 以上述べた国際的な教養と批判的に考える能力、創造力を併せて持つことによって、実学主義の目標を達成することができると思います。
 今後、益々寒さが厳しくなりますが、身体に十分に気をつけて勉学に励んでいただきたいと思います。

 

2015年元旦

■軽部学長のきらっとひらめきコラム
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